梅雨入りし、すっきりしない季節になりました。
6月21日はニ十四節気の『夏至(げし)』で北半球では一年で一番、昼間の長い日です。
暦の上ではこの日から本格的な夏になります。
ムシムシする季節にはひんやりとしたものはいかがでしょう?
低温調理が話題になっていますが、その一つコンフィはフランス料理の手法で、低温の油で鴨などの肉をじっくり加熱して作る保存食です。
柔らかく、風味よく食べることができます。
これをお魚にアレンジして和風のコンフィはいかがでしょうか?
お刺身用のさくを使えば簡単に作れ、刺身とは違ったねっとりとした食感がくせになります。
すっきりとしたうまさの夏季限定の純米酒とぜひご一緒にどうぞ。
【サーモンの和風コンフィ】
◆材料(2人分)
サーモン:1さく(※生食用のもの。120gぐらい)
太白ごま油またはサラダ油:70g
タマネギ:40g
ミョウガ:1個
すし酢:大さじ3
ブロッコリースプラウト:適量
【下味A】
しょうゆ:小さじ2と1/2
福来純伝統製法熟成本みりん:小さじ2
しょうが汁:大さじ1
◆作り方
①サーモンをキッチンペーパーでふき取り、Aで下味をつけ、2時間程度置く。
※ポリ袋を使うと便利。
②タマネギ、ミョウガを薄切りにし、すし酢でマリネする。
③①の調味料を軽くふき、厚手のナイロン袋に入れ、太白ごま油を入れる。
④袋の口はしばらず、45℃の温水に15分浸ける。(水圧で空気が抜け、太白ごま油が密着するため)
※湯の温度が高いと固くなるので注意する。
⑤袋から取り出しキッチンペーパーで余分な油をふき取る。好みの厚さに切って盛り付け、タマネギのマリネを添える。
ブロッコリースプラウトを散らす。
作り方を動画でご覧いただけます。
<アレンジ方法>
好みの魚に塩、こしょうをふり、太白ごま油の代わりにオリーブ油とニンニクで風味をつけても良いです。
一尾の魚や大き目の塊の場合は温度を50℃にし、加熱時間を30~60分にします。
◆この料理に合うお酒
酸味とうまみのバランスの取れた味わいの夏季限定の純米酒です。
ショウガのきいたさっぱりした下味と濃厚なサーモンにすっきりした存在感のある純米酒はバランスの良い組み合わせです。
夏の限定酒 純米酒の詳細はこちら
●フードコーディネーター佐々木有紀子さんのご紹介
こんにちは。佐々木有紀子です。フードコーディネーターとして料理教室の主催、レシピの提案、イベントの開催をしています。
また、地元の方々と郷土料理研究会を立ち上げ、伝統的な料理を学び、次世代に継承していく活動をしています。
「美醂のしずく」では季節感を大切にし、各家庭で大切にされてきた家庭料理を提案していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
●プロフィール
大学卒業後、11年間高校で家庭科教諭。
大手教室で製菓・製パン、家庭料理を習得し同教室でアシスタント、講師として勤務。
広島クッキングスクールにてイタリア料理を習得。
フードコーディネーター、上級食品表示診断士。フードアナリスト、だしソムリエ。
ココロとカラダにやさしい料理教室 Morehome saasa主催
●佐々木有紀子さんのオフィシャルブログ
ココロとカラダにやさしい料理教 Morehome saasa
http://saasa.petit.cc/muscat1/
良質な素材と昔ながらの手造りにこだわる岐阜の蔵元です。