9月に入り、過ごしやすい季節になりました。
朝晩は日によっては寒いくらいで、日中との寒暖差が大きいのも特徴。
冷やして体調を崩さないように注意が必要です。
このような過ごしやすい季節にはいつもは省くひと手間を加えてみてはいかがでしょう。
ゴマは栄養価が高く、積極的に摂りたい食材ですが皮が固くそのまま食べても吸収されず出てしまうことは意外に知られていません。
栄養を利用したいときはすりおろして皮をつぶしておくことが必要です。
いりごまを軽く温めてからすり鉢ですると香りがぐっと強くなり、風味豊かなすりごまができあがります。
白和えは栄養豊富で、口当たりの良い、食べやすい和え物ですが最近は作る家庭も減ってきているようです。
難しいイメージがあるのでしょうか?
すり鉢がなくても作れますが、すり鉢を出して作ることをおすすめします。
風味も良くなりますし、何より丁寧な手仕事は心も豊かにしてくれます。
『福来純本みりん』も昔ながらの変わらない手法で3年熟成。
時間をかけないと出せない味です。
食欲の秋。ちょっとひと手間でおなかも心もいっぱいにしてみませんか?
ほうれん草の白和え

◆材料(2人分)
ホウレンソウ:50g(1/4束)
シメジ:1/3株
ニンジン:20g
だし:100ml(1/2カップ)
しょう油:大1/2
福来純三年熟成本みりん:大1/2
木綿豆腐:150g(1/3丁)
白ゴマ:大1
【調味料】
砂糖:大2/3
塩:少量
薄口しょうゆ:小1

◆作り方
下準備

・木綿豆腐はふきんやキッチンペーパーで包み、重しをのせて水気を切る。(30分くらい)
①ニンジンはマッチ棒くらいに切る。
シメジは石づきを取り、バラバラにする。長いものは半分に切る。
ホウレンソウは下茹でして水にさらし、水気を絞る。3㎝に切る。
②鍋にだしとしょう油と福来純三年熟成本みりんを入れて火にかけ、①のニンジンとシメジを入れる。
軟らかくなったら火を止め、ホウレンソウを入れ、冷ます。
③鍋に白ゴマを入れ、火にかける。温まったらすり鉢に入れてしっかり擦る。
調味料を入れる。豆腐入れて滑らかになるまで擦り混ぜ、和え衣を作る。
②の野菜を軽く絞ってから和え、器に盛り付ける。
工夫ポイント!
ホウレンソウの代わりに春菊、小松菜などの葉物野菜に変えて作ることもできます。
具材にこんにゃくを加えると食物繊維も豊富になってヘルシー。下茹でしてから②に加えます。
白和えの白ゴマの代わりにクルミや松の実、ピーナッツでも風味を変えて作ることもできます。
すり鉢がない場合はボウルを使い、白ゴマの代わりにすりごまや練りごまを使うと簡単に作れます。
フードプロセッサーを使うと手早くなめらかになります。
フードコーディネーター佐々木有紀子さんのご紹介

こんにちは。佐々木有紀子です。
フードコーディネーターとして料理教室の主催、レシピの提案、イベントの開催をしています。また、地元の方々と郷土料理研究会を立ち上げ、伝統的な料理を学び、次世代に継承していく活動をしています。
「美醂のしずく」では季節感を大切にし、各家庭で大切にされてきた家庭料理を提案していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
●プロフィール
大学卒業後、11年間高校で家庭科教諭。
大手教室で製菓・製パン、家庭料理を習得し同教室でアシスタント、講師として勤務。
広島クッキングスクールにてイタリア料理を習得。
フードコーディネーター、上級食品表示診断士、フードアナリスト、だしソムリエ。
ココロとカラダにやさしい料理教室 Morehome saasa主催
●佐々木有紀子さんのオフィシャルブログ
ココロとカラダにやさしい料理教室 Morehome saasa
http://saasa.petit.cc/muscat1/
良質な素材と昔ながらの手造りにこだわる岐阜の蔵元です。