8月に入り一年で最も暑い時期ですが暦の上では「立秋(りっしゅう)」。
秋が始まりました。立秋のあとを残暑といい、暑中見舞いは残暑見舞いに変わります。
海にはクラゲが出始めるので、海水浴では注意が必要です。
夏のスタミナ食というと土用の丑の日に食べるウナギが有名ですが、タコやアナゴも夏場がおいしい食材です。
タコ焼きなどに使われ日本ではポピュラーなタコですが、世界的には食べる国は少なく中近東やインドではほとんど食べませんし、北ヨーロッパではデビルフィッシュ(悪魔の魚)と呼ばれ、嫌われています。
ですが、タコはタンパク質の塊でほとんど脂肪がない高タンパク低カロリーの食材。
またビタミンB₂やタウリンも多く含まれています。
タウリンは胆汁酸の分泌を促進し、肝臓の働きを活発にしてアルコールの分解を助けます。
体内にたまった余分なコレステロールを排出する働きもあります。
酢のものやお寿司など酸味のある味付けで食べることが多いですが、ごはんと一緒に炊き込んでもおいしいものです。
一緒に入れる食材は枝豆やシメジなどお好みで。
福来純本みりんを加えることで臭みも消え、独自のコクが生まれます。
親戚や友人が集まる夏、タコ飯でおもてなしはいかがでしょうか?
タコ飯
◆材料(3〜4人分)
豚ひき肉:80g
ゆでタコ:100g
枝豆(冷凍):50g(※さやから出して)
シメジ:60g
ショウガ:ひとかけ
ニンニク:ひとかけ
大葉:適量
白ごま:適量
米:2合(※炊飯器のカップで量る)
中華スープ:360ml
酒:大さじ1と1/2
しょうゆ:大さじ1と1/2
福来純三年熟成本みりん:大さじ1
ごま油:小さじ2
塩:少量
こしょう:少量
◆作り方
①しょうが、にんにく、大葉をせん切りにする。シメジの石づきを取り半分に切ってバラバラにする。タコを1㎝角に切る。
枝豆を解凍し、さやから出す。米は洗ってざるにあげておく。
②鍋にごま油とショウガ、ニンニクを入れて中火にかける。香りが出たら豚ひき肉を入れて肉の色が完全に変わるまで炒める。
③炊飯器の釜に洗った米、中華スープ、酒、しょうゆ、福来純本みりん、②の豚ひき肉、タコ、シメジ、枝豆、塩、コショウを入れ、軽く混ぜて味を確認する。炊飯ボタンを押す。
④炊き上がったら蒸らし、しゃもじでざっくり混ぜる。茶碗に盛り、好みでゴマと大葉のせん切りを散らす。
工夫ポイント!
しっかりスタミナをつけるために男性や子供の大好きなコクのある味付けにしています。
あっさりとしたタコ飯が食べたいときは材料の『にんにく、豚ひき肉、ごま油』を減らして、作り方②の炒めるところを省略してお作りください。
ショウガは③でほかの材料と一緒に入れて炊きます。
中華スープを和風だしに変えてもおいしいです。
フードコーディネーター佐々木有紀子さんのご紹介
こんにちは。佐々木有紀子です。
フードコーディネーターとして料理教室の主催、レシピの提案、イベントの開催をしています。
また、地元の方々と郷土料理研究会を立ち上げ、伝統的な料理を学び、次世代に継承していく活動をしています。
「美醂のしずく」では季節感を大切にし、各家庭で大切にされてきた家庭料理を提案していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
●プロフィール
大学卒業後、11年間高校で家庭科教諭。
大手教室で製菓・製パン、家庭料理を習得し同教室でアシスタント、講師として勤務。
広島クッキングスクールにてイタリア料理を習得。
フードコーディネーター、上級食品表示診断士、フードアナリスト、だしソムリエ。
ココロとカラダにやさしい料理教室 Morehome saasa主催
●佐々木有紀子さんのオフィシャルブログ
ココロとカラダにやさしい料理教室 Morehome saasa
http://saasa.petit.cc/muscat1/
良質な素材と昔ながらの手造りにこだわる岐阜の蔵元です。