5月の旧暦の名称は「五月(さつき)」。早苗(稲の苗)を植える月「早苗月(さなえづき)」が略され「さつき」と呼ばれるようになったそうです。
ちょうど気候もさわやかでピクニックやハイキングに行かれる方も多いでしょう。森林浴という言葉がありますが、どうして山に行くと気持ちが良いのでしょう?これはフィトンチッドという植物から放出される香気成分の働きによるものです。精神を落ち着かせるだけでなく、脳を活性化させる働きもあります。
日々をストレスフルな街中で過ごされる方は気持ちの良いさわやかな季節に簡単なお弁当を持って山登りやハイキングに出かけてみてはいかがでしょうか?小川のせせらぎや小鳥のさえずり、木の葉の風に揺れる音などが疲れた体を癒し、安らぎを与えてくれるでしょう。
鶏肉のオレンジ煮はフランス料理ですが白ワインの代わりに福来純本みりんを使うと肉の臭みを消すと同時にコクとテリが出て、味に深みが増します。たくさん作っておけば、冷蔵庫で3~4日保存できるので作り置きやお弁当にもむいています。
鶏肉のかんたんオレンジ煮
◆材料
鶏肉(もも):2枚(小ぶりのもの)
【鶏肉の味付け】
塩・コショウ:少量
薄力粉:小2~3
タマネギ:1/2個(100g)
オリーブ油:大2
オレンジジュース(果汁100%のもの):200ml
福来純三年熟成本みりん:大1と1/2
バター:10(大1弱)
塩・コショウ:少量
【付け合わせ用】
サラダ菜など:適量
◆作り方
①タマネギはみじん切りにし、耐熱容器に入れる。オリーブ油を大1を入れて混ぜ、ラップをしないで600Wのレンジで2分加熱する。
②鶏肉をキッチンペーパーで拭いてから1枚を6~8個に切る。余分な脂肪を取り除く。塩、コショウで下味をつけて薄力粉をまぶす。
③フライパンにオリーブ油の半量を入れて熱し、中火で鶏肉を皮の方から焼く。焼き目がついたらひっくり返して同じく焼き目をつける。(余分な脂はふき取る。)
④①のタマネギ、オレンジ果汁とみりん、塩、コショウを加えて鶏肉に弱火で15分煮る。火を止める直前にバターを入れて混ぜる。
⑤鶏肉を皿に盛り付け、ソースをかける。
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ソースの水分をしっかり飛ばしてサンドイッチに。さわやかな季節。屋外で食べるのもおいしいものです。
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フードコーディネーター佐々木有紀子さんのご紹介
こんにちは。佐々木有紀子です。
フードコーディネーターとして料理教室の主催、レシピの提案、イベントの開催をしています。
また、地元の方々と郷土料理研究会を立ち上げ、伝統的な料理を学び、次世代に継承していく活動をしています。
「美醂のしずく」では季節感を大切にし、各家庭で大切にされてきた家庭料理を提案していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
●プロフィール
大学卒業後、11年間高校で家庭科教諭。
大手教室で製菓・製パン、家庭料理を習得し同教室でアシスタント、講師として勤務。
広島クッキングスクールにてイタリア料理を習得。
フードコーディネーター、上級食品表示診断士、フードアナリスト、だしソムリエ。
ココロとカラダにやさしい料理教室 Morehome saasa主催
●佐々木有紀子さんのオフィシャルブログ
ココロとカラダにやさしい料理教室 Morehome saasa
http://saasa.petit.cc/muscat1/
良質な素材と昔ながらの手造りにこだわる岐阜の蔵元です。