3月になりました。暦の上では「啓蟄」。
草木が芽吹き、虫が這い出して来る頃という意味の言葉です。
この時期は春らしい日もあれば、真冬に戻る日も。
これは3日間ぐらい寒い日が続くと4日間ぐらい暖かい日になるという
「三寒四温」という現象で、このサイクルを繰り返しながら、徐々に気温があがっていきます。
春は天候が変わりやすく、強風の吹く日も珍しくありません。
お出かけのときには羽織るものを1枚余分に用意して、体調を崩さないよう気をつけたいものです。
道を歩けば木の芽やつぼみが膨らみ、食材も春らしいものが増えてきました。
この時期に見かけるフキノトウやタラの芽などの
山菜には苦味の多いものが多いのですが、昔から「春には苦味を盛れ」と
言われ、冬眠中にたまった老廃物や脂肪を排出させ、眠っていた体を
スムーズに目覚めさせる働きがあります。
また山菜の苦味には抗酸化作用の高いポリフェノール類も多く含まれているので上手に取り入れましょう。
畑からも春らしい食材が届きます。
春キャベツ、新タマネギ、新じゃがいも。季節の初めの野菜は柔らかくみずみずしいのが特徴。
3月は送別会などで外食も増え、つい食べ過ぎることもありますが
そんなときは季節の旬の野菜で肉食に偏った食事バランスを整えるようにしましょう。
春野菜の蒸しサラダにはタマネギの入ったごまみそデップを合わせます。
『福来純本みりん』でコクと甘みを出します。
本みりんにはアルコールが含まれていますが電子レンジで簡単に煮切ることができます。
できあがったドレッシングは野菜だけでなく蒸し鶏につけたり、ゆでたうどんと混ぜてもおいしくいただけます。
春野菜の蒸しサラダ ごまみそデップ
◆材料(2人分)
春キャベツ:1/4個
菜の花:4本
スナップエンドウ:6本
パプリカ(赤、黄):1/8個ずつ
新タマネギ:1/2個
【調味料】
すりごま:大1と1/2
酢:小2
ゴマ油:大1
だし:大1
砂糖:小1/2
新タマネギ:大1(みじん切り)
福来純本みりん:小2
みそ:小1
水:大3
サラダ油:小1
◆作り方
①春キャベツは縦半分に切る。菜の花は茎の固いところを切る。
スナップエンドウは筋を取り、大きければ2つに切る。
パプリカと新タマネギの2/3は1㎝幅に切る。
②新タマネギの残りの1/3をみじん切りにし、
耐熱容器に入れゴマ油と福来純本みりんを入れて混ぜ、
ラップをかけて600Wのレンジで2分加熱する。
ラップを取り、残りの調味料を混ぜる。
③フライパンに水とサラダ油を入れ、①の野菜を入れる。
ふたをして火にかけ、蒸気が上がり出したら中火~弱火にして2~3分加熱する。
(焦げそうなときは水を足す。火通りが悪いときは加熱時間を増やす。)
④器に盛り付けて完成。
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フードコーディネーター佐々木有紀子さんのご紹介
こんにちは。佐々木有紀子です。
フードコーディネーターとして料理教室の主催、レシピの提案、イベントの開催をしています。
また、地元の方々と郷土料理研究会を立ち上げ、
伝統的な料理を学び、次世代に継承していく活動をしています。
「美醂のしずく」では季節感を大切にし、
各家庭で大切にされてきた家庭料理を提案していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
●プロフィール
大学卒業後、11年間高校で家庭科教諭。
大手教室で製菓・製パン、家庭料理を習得し同教室でアシスタント、講師として勤務。
広島クッキングスクールにてイタリア料理を習得。
フードコーディネーター、上級食品表示診断士、フードアナリスト、だしソムリエ。
ココロとカラダにやさしい料理教室 Morehome saasa主催
●佐々木有紀子さんのオフィシャルブログ
ココロとカラダにやさしい料理教室 Morehome saasa
http://saasa.petit.cc/muscat1/
良質な素材と昔ながらの手造りにこだわる岐阜の蔵元です。