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2011年06月22日 【6月】和ごころたっぷり大人のお酒「福来純三年熟成本みりん」

初めまして、こんにちは。
「美醂のしずく」ブログライターの 古谷史織と申します。
私は、調味料アドバイザーとして調味料の講義やイベントに参加したり、
お料理教室の講師などを通し、「さしすせそ」を始めとする
日本の調味料の魅力を発信すべく活動を展開しています。

白扇酒造の「福来純三年熟成本みりん」と出会ったのは数年前のこと。
口に含んだ際の熟成された濃厚さ、甘み・香りに魅了されてしまい、
それ以来、料理に使い、飲んで楽しんでいます。

年の始めは、いつも10年熟成の「福来純古々美醂」とともに迎えます。
白扇酒造の本みりんはお料理だけではなく、お酒として
今や我が家になくてはならない存在となっています。

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一般的に「みりん」と聞くと、調味料としてのイメージが先行してしまいますが、
実は飲んで楽しめる大人のお酒なのです。
今日は、本みりんをそのまま味わって飲むということについて、
お話を掘り下げてみようと思います。



■黄金色に輝く本みりんの秘密

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白扇酒造の本みりんは、3つの材料から作られています。
○ もち米
○ 麹 
○ 焼酎

これらの材料を合わせて、約90日間寝かせます。
それぞれの役割として、焼酎は高アルコールの状態を作り雑菌の働きを抑え、
麹に由来する酵素が仕事をするための環境を作り出します。
この酵素の働きによってもち米は分解されながら複雑な甘みを作り出し、
時間とともに三位一体のお酒へと変化していきます。

麹菌の働きがその後の味を決める点で非常に重要な役割をするのですが、
白扇酒造では今ではほとんど見なくなってしまった人の手による麹造りをされています。
"麹" とは日本の伝統調味料である醤油や味噌、酒や鰹節などにも共通するものです。
みりん麹の場合は、うるち米に麹菌を繁殖させ丸2日かけて作るのですが、
温度や湿度の管理が重要となるため、繊細な作業となります。

今では多くのメーカーが機械での作業を行う中で、白扇酒造さんの"人の手を使う"
伝統的な方法を守り継ぐその技術は、非常に高度なものなのです。
そうして寝かせた醪(もろみ)を木桶で絞り、約3年もの間ゆっくり
熟成させてやっと完成します。
人の手と、長い時間が作り出す「福来純三年熟成本みりん」は、
見た目もさることながら味も黄金の一滴なのです。



■江戸っ子の粋なお酒

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本みりんがお料理に使われるようになったのは、実は江戸時代に入ってからなのです。
それまでは、お酒として女性や子供に楽しまれていました。
今や日本を代表する「甘辛味」は江戸時代の屋台が発祥とされ、ここで一気に
庶民の味として広まっていきました。
当時、砂糖がやっと庶民の味に変わったのと同じころ、
本みりんも飲むだけでなくお料理にも使われるようになっていきました。

女性が飲む「お酒としてのみりん」は、一体どんな風に楽しまれていたのでしょう?

江戸時代の文献によると、「みりんに肉桂(シナモン)と丁字(クローブ)と
柚子を入れ、一年熟成させたもの」を冷え性対策として女性が飲んでいたとされるもの、
他に薬効のある花を入れる、さらに人参を加えたものなど、様々な食材を合わせて
熟成させるなど多様な「お酒としてのみりん」があったようです。

今でいうスパイスとフルーツが入った本みりんとは、なんだか新しい飲み方ですよね。
早速、私も簡単に作れる「フルーツみりん」を作ってみました。

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今回の「苺みりん」は熟成こそさせていませんが、
本みりんのコクのある口当たりに、
苺の爽やかさと浮かべたアップルミントの香りが加わって、
さらに美しい色に見とれながら美味しくいただきました。

今回は今の時期のフルーツということで苺を使いましたが、
これから迎える初夏は完熟の梅、秋は柚子やレモン、
冬は酸味のきいたキウイフルーツなど
四季折々のフルーツを使って楽しむことができると思います。
アレンジとしては、シナモンやクローブなどのホールスパイスを合わせたり、
ハーブを添えることで、さらに香りを楽しめるお酒になります。

■和ごころのお酒でリラックス
甘みを感じると、人間の脳はリラックスするという報告があります。
感情のコントロールや精神安定を促す物質が脳から分泌され、
脳の中枢神経から幸福感をもたらすホルモンが分泌されるなど
心を安らげる働きをしてくれます。

そして、本みりんに含まれるアルコールでホロ酔いのいい気分♪
香りを楽しんで、ゆったりした時間の中でみりんの透き通った色を見てみましょう。
人間は五感と脳で「美味しさ」を感じる生き物ですから、
「本みりんというお酒」を全ての感覚を使って味わってみてください。

和のココロがたっぷり詰まった日本のお酒。
癒しの時間に、ゆっくりいただく大人のお酒として
飲んで楽しんでみてはいかがでしょうか。
ぜひ、周りの方にも“飲んで”楽しむ方法をお勧めしてみてくださいね。

●古谷史織さんの本みりんレシピ
 ☆苺みりんのレシピはこちら

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「季節の歳時記お届けします」公認ブログライター
調味料アドバイザー 古谷史織さんのご紹介

Furuya_2皆さん、こんにちは。古谷史織です。
私は調味料アドバイザーとして調味料の講義や
イベントに参加させていただいたり、レシピの開
発や料理教室での講師などしております。
「美醂のしずく」では、調味料アドバイザーとして
の知識を活かしながら、味醂にまつわるお話や
レシピ、味醂を使ったデザートの紹介などをして
いきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

●プロフィール
日本野菜ソムリエ協会認定 調味料ジュニアマイスター。
農水省後援 日本農業技術検定2級。
日本の調味料「さしすせそ」の選び方や使い方など、一般の生活者に
分かりやすい調味料の魅力を伝えるために活動中。
調味料の講義やコラム執筆、料理教室の開催やレシピの開発など
「幸せな食卓作り」をテーマに展開している。また、2児の子育てを
しながら都内で農業を学び、半農生活を送っている。

●古谷史織さんのオフィシャルブログ
   
まいにち うま味日記

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過去の記事はこちら
2011年
・【7月】涼しいテーブルでカフェ気分&友達に贈りたいプチお中元
・【7月】レトロブルーのメキシカンパーティ
・【6月】和ごころたっぷりのお酒「福来純三年熟成本みりん」
・【5月】父の日の素敵な過ごし方
・【4月】アンティーク風小物で彩る春のコーディネート
・【3月】フレッシュな春のテーブルコーディネート
・【2月】春を心楽しむテーブルコーディネート
・【1月】福を呼び込む節分コーディネート
2010年
【12月】幸せを願うお正月
【11月】HAPPYホームクリスマス
【10月】行楽気分で小重テーブル
【9月】 月を愛でるお酒テーブル
【8月】 秋を彩るテーブルコーディネート 
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良質な素材と昔ながらの手造りにこだわる岐阜の蔵元です。

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